がん遺伝子治療について

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がん遺伝子治療について

右腎臓がん、肺転移の患者さん

66歳の男性で、2016年12月、右腎臓がん、肺転移、骨転移(ステージⅣ)の診断で、2017年1月からスーテント(分子標的薬)が開始されました。
化学療法のみでは治療効果に不安があるとのことで、2017年1月より当院で遺伝子治療を開始しました。
遺伝子製剤は、全身の病変(肺転移、骨転移)に対しては点滴から、右腎臓がんに対してはエコーガイドで直接局所注射により投与しました。
1回計10単位ずつ、1週間おきに7回投与したところ、右腎臓がんは劇的に縮小し、肺転移巣は殆ど目立たなくなりました。
化学療法製剤であるスーテントが転移巣に劇的に有効な例はほとんどないことから遺伝子治療が著効したと判断できます。

この患者さんは現在1カ月に1回の頻度で遺伝子治療を継続していますが、症状が順調に安定すれば治療間隔を3-6か月と伸ばしていく見込みです。
ステージ4の進行がんが、化学療法に遺伝子治療を組み合わせることによってコントロールできる可能性があります。

腹部CTでは右腎臓の径7㎝前後のがんが、径4㎝ほどに縮小しているのがわかります。
2016年12月6日→ → → → → →  2017年4月4日
図5図2

胸部CTでは左肺の転移巣が淡く消えかかっているのがわかります。
2016年12月6日→ → → → → →  2017年4月4日
図3図4

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