がん遺伝子治療について

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がん遺伝子治療について

免疫療法と遺伝子治療

「免疫療法」と「遺伝子治療」の関係性やそれらの治療に対する当院の考え方について、患者さんのご家族から質問を受けました。免疫療法は、今後の発展が期待できる治療法の一つです。ただし、当院ではより大きな効果のある治療と評価して遺伝子治療を提供しています。参考までに、ご質問内容とその回答をご紹介します。

【お問い合わせ内容】
乳がん(肺に転移)の診断を受けたので、最善の方法を探しています。
1.御クリニックの「免疫療法」についての考え方をご教示いただけますか。御クリニックの「遺伝子療法」に強く惹かれましたが免疫療法にも関心があります。これらの関係性や併用についてお聞かせください。
2.もし遺伝子療法を受ける場合は、なるべく早く受ける方がいいと思われますが、タイミングについてはいかがでしょうか。

【回答】
1.免疫療法には、癌細胞に対応するリンパ球や樹状細胞などの免疫系の細胞を体内に送って癌の駆除を目指したり、癌細胞のもつ免疫ブロック機能を除去する薬剤を投与するものなどがあります。科学的根拠に基づくものであり当院の遺伝子治療と干渉するものではありませんが、費用対効果の点で遺伝子治療を超えるものではないと評価しています。
遺伝子治療も安価な治療ではありませんが、今まで治療を受けられた方の経過からは副作用が少なく(一過性の発熱や倦怠感・血圧低下などのみ)劇的な効果を示す方もおられます。遺伝子治療には少なくとも一定以上の効果があると感じています。 
最近では免疫療法による自己免疫反応の誘発など、未知の偶発症が指摘されるようになり、副作用がないと言われていた免疫療法に対して注意喚起されています。
一方、遺伝子治療の副作用として今後注意しなければいけないのは、治療効果が強すぎるために発生する「腫瘍崩壊症候群」であると考えています。
当院の遺伝子治療は、数ある遺伝子治療の中でも、特に癌に特異的に発生するCDC6タンパクを消去することで癌細胞の動きを止めたり消去することを意図した治療です。スウェーデンの病理学教室からの報告では下記のように各種癌にCDC6タンパクが発生しており、このタンパクを消すことにより癌の病的な部分を取り除ける可能性が示唆されます。

出典:The Human Protein Atlas (CDC6)

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2.肺転移が認められた場合にはステージ4になります。可能な限り早期に治療を受けられることをお勧めします。標準治療で十分な効果が望めない場合、または治療効果を少しでも高めたい場合に、遺伝子治療を付加する価値はあると思います。
乳癌には当院の遺伝子治療が有効な例が非常に多いので、このブログの乳がん治療経過例もご参考にされてください。

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