がん以外の治療例

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脳腫瘍 に がん遺伝子治療 を 適用した例

今回は 脳腫瘍 に がん遺伝子治療 を 適用した例 をご紹介します。

CDC6shRNA製剤を用いたがん遺伝子治療の開発者の一人、木村清子女史は、末期がんの自らの母親が本治療により回復したことを目のあたりにして、がん遺伝子治療/ CDC6shRNA治療の開発・普及に努めてきました。 北青山Dクリニックでがん遺伝子治療/  CDC6shRNA治療を開始したのも、患者さんの切実な願いに加えて、木村女史の熱意があったからでした。女史の、精力的な本治療の普及活動や、がん患者さんとその家族を本気で支援しようとする姿勢に、数多くの方々が共感・共鳴し、そして感動してきたようです。 ところが、がん患者さん達を献身的に支えてきた木村女史が、不幸なことに体調不良を訴えたのです。2009年のことでした。視力の低下と視野の欠損、頭重感を訴え出しました。診断は頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)でした。

頭蓋咽頭腫は良性の脳腫瘍で、手術で切除できれば治る疾患ですが、手術自体が難しいことが最大の特徴です。良性のため転移はしませんが、好発部位が脳の中心の視床下部と下垂体のところで周囲に癒着・浸潤することが多く、周囲の重要な脳組織を傷つけずに綺麗に取り切るのが容易ではありません。取り残すとまず必ず再発します。

木村女史は国内外で切除治療をしましたが、腫瘍の残存と再発を来してしまいました。

その後の治療をどうするか途方に暮れていたころ、脳内の腫瘍と交通しているドレーン(管)を介してCDC6shRNA製剤を注入することをご本人とご家族が選択しました。その効果は全く未知数でしたが、遺伝子治療を開始して間もなく信じ難いことが起きたのです。切除しきれずに増大傾向にあった頭蓋咽頭腫の発育が停止し、むしろ縮小し始めたのです。切除手術において偶発した脳梗塞の後遺症はありましたが、少なくとも頭蓋咽頭腫の進展はなくなりました。

脳腫瘍 に がん遺伝子治療 を 適用した例1

※2010年8月撮影の頭MRI写真(頭蓋咽頭腫が左脳(写真では向かって右側)に白く認められています。)

脳腫瘍 に がん遺伝子治療 を 適用した例2

※がん遺伝子治療/CDC6shRNA治療後 2011年1月撮影(上の写真で認められらた病変は殆ど消失しているように見えます。) ご本人、ご家族の喜びは計り知れません。その後、5年以上経過した現在、女史は手術治療のダメージから回復の一途をたどり、頭蓋咽頭腫の再発も認められていないというのです。

全ての頭蓋咽頭腫に同様の経過が期待できるかどうか今後の検証の余地はありますが、このことは、がん遺伝子治療/ CDC6shRNA治療の秘めた可能性を示唆するエピソードと言えるでしょう。 メールでのご質問はこちらから受け付けております。

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